アジアの金融の中心、香港。
私の友人で、香港中文大学の大学院に留学した方がいます。
最初聞いた時は、「え、香港?!」と思いましたが、今では彼は良い選択をしたと思っています。
彼は最初、アメリカの大学院を目指していましたが、アメリカトップ校の入学に届かなかったため、香港中文大学の大学院に進学することに決めたそうです。
彼の経験をもとに、費用と将来性の面から香港大学院とアメリカ大学院を比較してみました。
結論として、香港大学院のメリットは以下の通りです:
- 香港の大学院は国際的に高い評価を受けている
- 時間と費用の面で効率的に学べる
- 授業はすべて英語で行われる
- 中国を中心とした人脈形成に有利
- アメリカの有名大学への交換留学も可能
- 日本の家族と近く過ごせる
それぞれ詳しく説明しますね。
1. 香港の大学院は国際的に高い評価を得ている
大学院を選ぶ際、多くの人が気にするのは大学のランキングです。
最新のQS世界大学ランキングでは、2026年版で香港大学(HKU)は世界11位、2025年版で香港中文大学(CUHK)は36位にランクインしています。香港科技大学(HKUST)も39位以上など、アジアでもトップクラスの位置を占めます。
アメリカのニューヨーク大学(QS約40位)、ボストン大学(約57位)よりも、香港の主要大学の方が高評価と言えます。
2. 時間と費用の面で効率的
大学院修了までにかかる時間と費用も社会人にとって重要なポイントです。
香港中文大学の大学院課程は通常16カ月、最短で12カ月で修了可能です。
学費は約400万円、生活費(宿舎費含む)が120万円ほどで、合計500万円程度で修了できる計算になります。
また、多くの学生は奨学金を得られるため、全費用は400万円を超えないことが多いです。
一方、アメリカの大学院は学費が年間約4万米ドル、生活費も年間約1万米ドルかかり、2年間で合計10万米ドル、約1000万円の費用が必要です。
香港の大学院はアメリカの半分の費用で済むことが多いと言えます。
3. 中国圏での人脈構築に有利
大学院は良い仕事と人脈を築く場でもあります。
そのため、キャンパスの立地や地理的な優位性は非常に重要です。
香港のような国際都市にある大学院では、教授陣だけでなく、業界の著名人や大手企業の経営幹部も講義やイベントに参加することが多いです。
これにより、学びや将来のキャリアに大きなプラスとなる人脈が形成できます。
さらに、香港大学院の学生は多くが中国、香港、台湾出身で、
中国やアジア圏でのキャリア形成を目指す人にとって非常に有利です。
逆に、アメリカの大学院では文化背景の似た学生が少なく、長期的に深い人脈を築くのは難しい場合があります。
4. アメリカの大学院への交換留学が可能
香港の大学院に在籍しながら、海外の著名な大学院へ交換留学するチャンスがあります。
たとえば、香港中文大学では最終学期に世界38校の名門大学院と交換留学でき、シカゴ大学、ニューヨーク大学、ミシガン大学、ロンドンビジネススクールなどが含まれています。
5. 家族との距離が近い
香港は日本から近いため、アメリカよりも家族や友人に頻繁に会いやすいメリットがあります。
以上の理由から、アメリカの中堅校や二流校の大学院を目指すより、香港の大学院を選ぶ方がカリキュラム、費用、人脈の面でおすすめだと言えます。
いかがでしたか?シェアしていただければ励みになります。
Reviewed by BL
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13:17
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