アメリカで教育学の修士学位を取得したい方!
どのような専攻があり、それぞれの将来のキャリア性はどうなんでしょう?
アメリカの教育学専攻は専門が細かいうえ、各大学の専攻名も違うので、混乱する方が多いと思います。
なので、2020年のU.S.NEWSの「教育学修士ランキング」上位10校のプログラムについて比較、まとめました。
個人の見解ですが、参考になれば幸いです。
2020年アメリカ大学の教育学科ランキングトップ10
- ハーバード大学
- ペンシルバニア大学
- スタンフォード大学
- カリフォルニア大学ロサンゼルス校
- ヴァンダービルト大学
- ジョンソン・ホプキンス大学
- コロンビア大学ティーチャーズカレッジ
- ノースウェスタン大学
- ミシガン大学アンアーバー校
- 南カリフォルニア大学
この10校を見ると、アメリカで教育関連の大学院課程は、大まかに6種類に分類できます:
教育経営学系、教職系、言語学系、教育技術系、教育心理学・カウンセリング系、マクロ教育学系です。
教育経営学系、教職系、言語学系、教育技術系、教育心理学・カウンセリング系、マクロ教育学系です。
それぞれ紹介していきますね。
1.教育経営学系
この専攻では、「学校、教育機関、NPO法人の教育制度や教育方針について学ぶことで、管理者としてのマネジメント力を高めることを目的としています。教育現場での実務経験がある方、特に管理経験がある方が有利です。
主な専攻:
- ハーバード大学のSchool Leadership
- ペンシルバニア大学のEducation Entrepreneurship
- スタンフォード大学のPrincipal Leadership Institute
- バンダービルト大学のHigher Education Administration
- ジョンズ・ホプキンス大学のSchool Administration & Supervision
- コロンビア大学でのLeadership & Administration
- ノースウェスタン大学のHigher Education Administration and Policy
- ミシガン大学アンアーバー校のHigher Education Management and Organizations
- 南カリフォルニア大学のPostsecondary Administration and Student Affairs
2.教職系
アメリカで教員免許を取得する方向けのプログラムです。基礎学科(理科・数学・社会科など)、幼児、小・中学校、高学、特別支援教育の教員の養成を目的としています。
ただ、この修士号を取得したからと言って、アメリカでの教員免許がもらえるわけではありません。
志望者はさらに別に「教員認定試験」を受ける必要があります。そのため、留学生にはちょっとハードルが高い専攻です。
主なプログラム:
- ハーバード大学のLearning and Teaching
- ペンシルベニア大学のPenn Residency Master's in Teaching
- スタンフォード大学のCurriculum and Teacher Education
- ヴァンダービルト大学の Elementary Education(学位+教職免許)
- ジョンズ・ホプキンス大学のMaster of Arts in Teaching
- コロンビア大学のMathematics Education
- ノースウェスタン大学のMS in Education(K-12)
- ミシガン大学のSecondary Teacher Education
- 南カリフォルニア大学のMaster of Arts in Teaching
3.言語学系
最も一般的な専攻は、応用言語学(Applied Linguistics )。言語の起源と発展、利用方法に関する学問です。その他、英語(TESOL/TESL/TEFL)または世界の言語(日本語、スペイン語、中国語、韓国語など)を専攻する方もいます。
また、言語とリテラシー(Language and Literacy )、つまり読書や字を読む過程で発生する問題と原因、治療法について勉強する方もいます。
この専攻は普通、仕事経験は必要ありません。受験者は英語や言語学専攻の学生がほとんどです。
この専攻は普通、仕事経験は必要ありません。受験者は英語や言語学専攻の学生がほとんどです。
特にTESOL専攻の場合、英語力が十分あれば、専門的なバックグラウンドが必要ないうえ、合格率が非常に高いので、日本人学生最も人気な専攻です。ただし、卒業後にアメリカで教えたい場合は、対応する教員資格も必要です。
ちなみに、教育学部ではなく、人文学部や東アジア文化学部に分類する大学もあります。また、ほとんどの大学は、教育学修士ではなく芸術学修士の学位を授与しています。
主なプログラム:
- ハーバード大学のLanguage and Literacy
- ペンシルベニア大学のTeaching English to Speakers of Other Languages
- ヴァンダービルト大学のEnglish Language Learners
- コロンビア大学のTeaching English to Speakers of Other Languages
- 南カリフォルニア大学のTeaching English to Speakers of Other Languages
4.教育テクノロジー系
この専攻では、教育現場でのハイテクの使用について勉強します。人間発達学、認知理論、社会政策、教育リーダーシップなどの学問と、テクノロジーを融合させることで、近代的な学校運営や新しい知育グッズの開発を研究する方もいます。
志望者は、パソコンやプログラミングの知識が必要です。理系の知識は必須ではありませんが、あればプラスになる場合があります。
人工知能が出現し、テクノロジーが目まぐるしく変化する時代にますます重要になる専攻と言えるでしょう。
人工知能が出現し、テクノロジーが目まぐるしく変化する時代にますます重要になる専攻と言えるでしょう。
主なプログラム:
- ハーバード大学のTechnology, Innovation, and Education
- ペンシルベニア大学のLearning Science Technologies
- スタンフォード大学の Learning,Design and Technology
- ジョンズ・ホプキンス大学のDigital Age Learning and Educational Technology
- コロンビア大学のEducational Technology & Digital Media
- ミシガン大学アナーバー校のNew Media and New Literacies
- 南カリフォルニア大学のEducation Learning Design and Technology
5.教育心理学・カウンセリング系
教育現場で出会す学生の心の健康問題について研究します。児童発達の研究もここに含まれます。心理学や社会学のバックグラウンドをお持ちの志願者に有利です。進路としては、スクールカウンセラー、心理カウンセラーなどがあります。
主なプログラム:
- ハーバード大学のPrevention Science and Practice/CAS in Counseling
- ペンシルベニア大学のCounseling and Mental Health Services
- スタンフォード大学のHuman Development & Psychology
- バンダービルト大学のHuman Development Counseling
- ジョンズ・ホプキンス大学のMaster Of Science In Counseling
- コロンビア大学のPsychology &Human Development
- USCのMaster of Education in School Counseling
6.マクロ教育学系
教育の不平等の起源(人種、性別、社会階級など)について勉強したり、
教育と雇用、民族学、教育におけるジェンダー要因、移民教育、多文化教育、生徒の行動、教育の民営化などもここに含まれます。
世界各国の教育政策に関して専攻する方もいます。例えば、政治、経済、宗教、言語、地理などが教育政策に与える影響についての問題を見つけることで、その国や地域に適した教育方針を見出す練習をします。
社会科学、経済学、経営学の学科卒業生が有利な専攻です。
主なプログラム:
世界各国の教育政策に関して専攻する方もいます。例えば、政治、経済、宗教、言語、地理などが教育政策に与える影響についての問題を見つけることで、その国や地域に適した教育方針を見出す練習をします。
社会科学、経済学、経営学の学科卒業生が有利な専攻です。
主なプログラム:
- ハーバード大学のEducation Policy and Management
- ペンシルベニア大学のEducation Policy
- スタンフォード大学のInternational Comparative Education
- バンダービルト大学のInternational Education Policy and Management
- コロンビア大学のInternational & Transcultural Education
- ミシガン大学アナーバー校のDiversity and Social Justice in Higher Education
まとめると
教育経営学修士は、通常、教育現場でのマネジメントの実務経験が必要です。
マクロ教育学の志願者は、社会学、政治、経済学のバックグラウンドがあると有利です。
教育心理学は、心理学または社会学のバックグラウンドが必要です。
小学校や中学校の教師になるためのプログラムは、通常、ネイティブの方が有利です。
さらに、教育テクノロジーはまだあまり一般的でないため、日本人学生の多くは、実務経験や学歴に対する要求が比較的緩いTESOL専攻に人気が集中しています。
アメリカ大学院の教育学関連専攻の種類。TESOLだけではない!
Reviewed by BL
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23:44
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