
今日は、GREのAnalytical Writing(以下:GREライティング)の対策方法について。
読めばかなり近道ができますよ。
ライティングは「ディベート力」を試すテスト
アメリカの大学院に留学した時、アメリカ人のディベート力に唖然としました。先生が質問を投げかけるやいなや、みな論理が通った意見を、瞬時に述べます。「え、去年この授業一回受けた?」と思ってしまうくらい。
GRE Analytical Writingで高得点をとるには、まさにこのロジカルかつプロフェッショナルな理論がすぐ言える能力が必要です。
GREライティングの基礎知識
Issue TaskとArgumentの違いは?
GREライティングはIssue TaskとArgument Taskに分かれていて、
簡単にいうと:
Issue :「ある問題に関して、自分の意見を述べる」
Argument:「ある問題に対して、他人の文章のあら捜しをする」
力が試されます。両方とも大学に入ると必要になる能力だそうです。
簡単にいうと:
Issue :「ある問題に関して、自分の意見を述べる」
Argument:「ある問題に対して、他人の文章のあら捜しをする」
力が試されます。両方とも大学に入ると必要になる能力だそうです。
何点とればいいの?
私の経験上、必要な点数は学科によって異なります。デザイン系や理系の学科では、ほとんど見ないというところもあるでしょう。アメリカ人のライティング平均点が4.0なので、文系の学科では、4点をとることが重要な目安になります。
しかし、アメリカ人は子供の頃から、ディベート能力を重視した教育を受けた結果の得点ですから、日本人には正直結構難しいです。
GREライティング対策のコツ
高得点をとるコツを紹介していきます。
高得点の文章を読もう
主催者はどのように採点しているのでしょう。ETSによると、
The two essays are graded holistically by two GRE trained graders. Their two scores are averaged into the final score from 0 - 6
つまり、二名の採点者の平均点が最終得点になるわけです。
重要なのが、「holistically」という単語。スペル、文の構造、ロジカル性、文章量と別々に採点されるのではなく、全体の印象で点数が決まるということです。
なので、どの程度の文章が何点とれるかを体で覚える必要があります。公式サイトにあるこれらの記事は必ず読んで下さい:
「文章を長く書くこと」を一番に意識しよう
GREの対策本を読むと、必ず「ライティングはある程度分量を書く必要がある」とあります。
公式サイトにあるIssue Taskの得点別実例、Argumentの得点別実例で高得点をとった解答を見ても、スコア6の文章は他のより長いです。
私も最初は、「スペルや文法を間違えないようにしよう」とか、「高い質の文章を書こう」と頑張っていましたが、
それよりも、「文章を長く書くこと」を意識した方が遥かに上達が速いです。
目安としては、スコア6の文章と同じ分量を書くには、テスト本番で最初のアウトラインを決めたら、手を止めずにひたすら文章を打ち込み続ける必要があります。
また、アメリカ人の大学生は、毎週たくさんのレポートを提出しているので、多くがブラインドタッチができます。
同じ土俵で戦うには、「ほぼブラインドタッチができる」ようになるまで練習しましょう。
自己練習を最低10回こなす
私がGREを受けた時は、GREライティングはいまいちコツが掴めずに終わりました。
ライティングが上達したと実感したのは、実はアメリカの大学に入学してから。毎週3回は、限られた時間内にレポートを書きました。
ライティングが上達したと実感したのは、実はアメリカの大学に入学してから。毎週3回は、限られた時間内にレポートを書きました。
そのため、「たくさんの自己練習をこなすことが重要」という結論に至ったわけです。
GRE公式サイトにあるトピックから最低10題、できれば30題選んで練習しましょう。
その際、必ず本番同様、パソコンに文章を入力しましょう。先ほども言ったように、高得点をとるには文章を打ち込み続けることが鍵を握ります。
オリジナルの表現集を作る
GREライティングは時間が非常に限られていますが、市販のテンプレートをそのまま使うのは、絶対絶対やめましょう。
GRE主催者は、ソフトで「提出された文章同士が類似しているか」、「ネット上に同じ文章がないか」を調べています。
市販のテンプレートは多くの人が使っている可能性があるので、減点の対象になりかねません。
「GRE Analytical Writing: Solutions to the Real Essay Topics」に載っている事例を、自分で直して、オリジナルの表現集を作るのがいいでしょう。
GRE Analytical Writingライティングが上達するコツ、平均点、採点基準など
Reviewed by BL
on
1:26
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