GRE長文読解(リーディング)の勉強方法と解法テク


GREのReading Comprehension(RC、リーディング)の勉強法と解法テクについて。

私がGREを受けた時は、単語力も、背景となる知識も不足していたので、正直全く太刀打ちできませんでした。

その後、リーディングが簡単になったのは、アメリカので100ページのリーディングを平気で毎週課題で出され続けた結果と、海外のフォーラムでGRE高得点取得者の裏ワザを読み漁った結果です。

今日は、その経験で見つけた、即効性のある方法を紹介します。

高得点をとるには

アメリカのトップスクールを目指すとなると、リーディングで満点近くとる必要があります。

そこで目標にしてほしいのが、

寝っ転がりながらでも文章が頭に入るレベルまで上達する

ことです。

なぜなら、文章を理解するのに脳みそを使い切らず、余力をもって問題と解かなければ、高い正解率は出せないからです。

具体的にどうすればいいのでしょう?

GREリーディングが上達する参考書

リーディングを上達する道は2つありますよね

1. 簡単な長文から始めて、だんだんGREレベルの難しい長文を読めるようになる

2. いきなり本番よりも難しい長文を解いて、本番で余裕を持てるようにする

です。


今までの人生を思い出してみてください。貴方はどっちの方が上達しそうですか?


1番目の方法を好む方は、SAT / GRE / TOEFL に出る文章で学ぶ「英文読解力強化講座」がおすすめです。

英語の試験には、TOEFL、SAT、GRE、GMATなどがありますが、TOEFL<SAT<GRE=GMAT、と段々難しくなります。

この本は、一番簡単なTOEFLの長文から始め、SAT、GREとじょじょにステップアップで練習できます。


私は、二番目の方です。いきなり難しい長文に挑戦します。

アニメ「ドラゴンボール」で、悟空は亀仙人から貰った甲を付けてトレーニングし、はずした途端に空高く飛べるようになりました。

それと同じで原理で、もっと難しい問題で勉強すれば、どんなテストも簡単に思えてくるのです。

それには、TED Talksが最強のお友達

TED Talksは、10分程度で一つのトピックについて、お話のプロが教えてくれます。ポイントがよくまとまっているうえ、動画つきでより印象に残ります。これ以上の教材はありません。

内容が全く理解できない過去問を解いたり、分厚い単語帳とにらめっこする時間があったら、TED Talksを見て、欧米人の論理展開の仕方や、社会背景を知り、その過程で単語も一緒に覚えた方が、よっぽど効率的です。



パソコンより、TED Talksアプリがおすすめ。電車を待っている間、会議前など、隙間時間で見るのがいいでしょう。

動画下にTranscriptが表示されるので、それを見ながら聞きましょう。リスニングのテストではないので↓



GREリーディングの解法テクニック

テク1:文章を先に読むべきか、問題を先に読むべきか

リーディングでよく討論されるのが:

「長文を先に読んだ方がいいのか、問題を先に読んだ方がいいのか」

ですよね。

結論から言いますと、私の経験上、主題を理解してから問題を解く方が、正解率が高いです。

なので、通常は長文から読み始めます。

なぜなら、GREのような難しい英文を、問題を覚えながら、読むのはできないからです。

ただ、最初の数文読んで、主題が全くぴんとこない時は、主題をつかむために問題文を先に見る時もあります。

問題で聞かれている事は、本文のエッセンスの部分ですから、無理に読み進めるよりもその方が効率的です。

テク2:飛ばし読みせず、最後まで読む気持ちで

リーディングの対策本で、「スキムリーディングをしなさい」とよく聞きます。

文章を満遍なく読むのではなく、重要な情報だけ重点的に読み、それ以外は読み流すことですが、

GREでこのテクニックを使うのは想像以上に難しいです。


なぜなら、GREリーディングは難しいうえ、タイトルがない

私たちが普段ニュースを読む時は、ニュースのタイトルから「文章の主題や、作者が反対か賛成か」を読み取ってから文章を読むので、多少飛ばしても理解できます。

しかし、GREは「いきなり本文」なので、全部読まなければ、作者の姿勢は分からないのです。

なので、「飛ばし読みできる部分があったらラッキー」くらいの気持ちで、基本的には全部読んだ方が、心理的ストレスも減ります。


にしても「こんなタイトルもない、身元不明な長文を読もうとすることは人生であるのか?」とツッコミたくなりますよね。

テク3:読みながら「分かりやすくメモにする」練習を

リーディングの勉強初めは、メモを取るといいです。

原文をそのまま書き写すのではなく、キーワードと記号で、分かりやすく「文章を構造化」するのです。

実例で見てみましょう。下の文をメモにしてみます。↓

According to a recent theory, Archean-age gold-quartz vein systems were formed more than two billion years ago from magmatic fluids that originated from molten granite-like bodies deep beneath the surface of the Earth. This theory is contrary to the widely held view that the systems were deposited from metamorphic fluids, that is, from fluids that formed during the dehydration of wet sedimentary rocks.

The recently developed theory has considerable practical importance. Most of the gold deposits discovered during the original gold rushes were exposed at the Earth's surface and were found because they had shed trails of alluvial gold that were easily traced by simple prospecting methods. Although these same methods still lead to an occasional discovery, most deposits not yet discovered have gone undetected because they are buried and have no surface expression. 

The challenge in exploration is therefore to unravel the subsurface geology of an area and pinpoint the position of buried minerals. Methods widely used today include analysis of aerial images that yield a broad geological overview; geophysical techniques that provide data on the magnetic, electrical, and mineralogical properties of the rocks being investigated; and sensitive chemical tests that are able to detect the subtle chemical halos that often envelop mineralization. 

However, none of these high-technology methods are of any value if the sites to which they are applied have never mineralized, and to maximize the chances of discovery the explorer must therefore pay particular attention to selecting the ground formations most likely to be mineralized. Such ground selection relies to varying degrees on conceptual models, which take into account theoretical studies of relevant factors.

These models are constructed primarily from empirical observations of known mineral deposits and from theories of ore-forming processes. The explorer uses the models to identify those geological features that are critical to the formation of the mineralization being modeled, and then tries to select areas for exploration that exhibit as many of the critical features as possible.


メモにするとこんな感じ:

自分が読めればいいので、スペルミスや文法は気にしません。


箇条書きでもいいかもしれません。その辺はお好みで。



構造化することで、頭がクリアになり、問題が解きやすくなります。

しかも、この作業を続ければ、短い文章なら、脳内だけでもメモできます。


いかがでしたか?

ちなみに、これらのテクを実行するには、単語力があっての話です

でないと、「この単語の意味なんだっけ?」と推測したり、思い出している間に、文章の流れを忘れてしまうのです。

こちらの記事を参考にしてください:
GRE長文読解(リーディング)の勉強方法と解法テク GRE長文読解(リーディング)の勉強方法と解法テク Reviewed by BL on 19:06 Rating: 5
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